iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

お願い事……

私は大きく息を吸い込んで、思いきりロウソクの炎に吹きかけた。
見事に全部のロウソクの炎は消えた。
その瞬間、周りの人や店員さんから拍手が起こった。
どうやら皆まだ見ていたらしい。
泣き顔を見られた事に気付いて、また私は恥ずかしくなった。

「おめでとう、莉緒。ちなみに何を願ったの?」

「……秘密」

「ケチ」

「記念にケーキ、食べる前に写メとりたい」

「あぁ」

私は鼻を啜りながらもスマホをケーキに向けるとシャッターを押す。