iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「涙出てる」

「え」

どうやら泣いていたらしい。
全然気付かなかった。


「来年も祝ってあげる。再来年も、その先もずっとな」


柔らかく微笑む神島仁の言葉に何故かどんどん涙が溢れてくる。


「ロウソク、消さなきゃ……。蝋が、ケーキに、垂れちゃう……」

私は涙を拭いながら言った。

「そうだな。お願い事しろよ?」

すると神島仁が言う。

「え?」

「知らないのか?消すときにお願い事をして一気に消せたら、その願い事が叶うんだよ」

「知らなかった……」

「だからお願い事してから消せよ?」