iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「俺が欲しいのは莉緒だけだけど」

それなのに神島仁は満面の笑顔。

この人、こんな恥ずかしい台詞を臆面も無くケロっと言えるんだろう。

とゆーか、何で私が良いわけ?

昨日会ったばっかりでお互い何も知らないのに。

ただの遊びでしょ?

ナンパしてきたわけだし。


「その台詞、どうせ数え切れないくらい使ってるんでしょ?私はそんな言葉に騙されるほど暇じゃないから」

そう吐き捨てると速足に自分のデスクへと戻った。