「莉緒、話をしようか」
夜、お風呂を出た私にそう言って今日も神島仁は足の間を指差した。
ここで反抗して揉めて体力を使うのも面倒。
私は大人しく神島仁の足の間に座る。
そして後ろから今日も抱き締められる。
触れる体温に鼓動は今日も速くなる。
「言い忘れてたんだけど、ゴールデンウィークはまず北海道に行くからな」
「え」
「朝はいつも通り起きれば良いから。ここより寒いから、上着とかちゃんと準備しとけよ?」
「ちょっと待って……今、『まず』って言った?」
「あ、まぁ気にしないで」
『あ』って、何?
むちゃくちゃ気になるんですけど。



