iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「俺は学歴とか幹部の子息とか、仕事には関係ないと思うから」

続いて出てきた言葉に私は更に目を見開いた。


さっきの胸につっかえてたしこりが、サラサラと溶けて流れていく。

神島仁はちゃんと『私』を見てくれている。

胸の奥が熱くなるのを感じる……。


「本当に、大丈夫か?」

神島仁はもう一度私に問い掛けた。

私はその問い掛けにハッとした後、すぐに口元を上げた。

「大丈夫」

そしてそれに笑顔で答える。

「……本当に?」

神島仁は私を見透かすように真っ直ぐ見て再び訊ねる。