iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「私の案を聞いてもらっても良いですか?市場は基本、お子さんがいる家庭の方が主に購入されています。お子さんがいるご家庭は必然的に買われています。そこで私はあえてあまり購入されていない層をターゲットにしてみるのはと考えました」

私は淡々と説明した。
だって誰も聞いてくれてないから、しっかり話しても意味がないもん。

「例えばどんな層をターゲットにするんですか?」

ずっと静かだったチーム内で、林さんが周りが沈黙している中、私の発言に反応してくれた。

「例えば朝御飯離れしている若い方です。その層をゲット出来れば確実に売り上げは上がると思うんです」

私は驚きながら説明する。
声は嬉しくて、覇気が出ている。

「……それ、面白いかもしれませんね」

私の案に無表情だが林さんが食いついてくれた。
他の人は話すらまともに聞いてなさそうだけど。

「では購入されていない層をもっと調べて練ってみましょうか」

「はい」


ヤル気がある人がいて良かった。