iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「わかったわよ!着れば良いんでしょ!着れば!」

「あぁ」

私の一言に満足げに微笑む神島仁。

「勿体ないオバケは食べ物だけだって言ったでしょ!」

「そうだっけ?」

ホント、無駄遣いの王様だな!




今日は大企業の幹部様。
そしてやっぱり今日もたらふくお酒を飲まされた。

「お疲れ様でした。でもただお酒飲んでただけでしたけどね」

私は神島仁に労いの言葉を掛ける。

「これも仕事。莉緒のお陰で新しい契約取れそうだ」

神島仁は満面の笑み。
お酒が飲めることが仕事の役に立つとは思わなかったな。

「お役に立てて光栄です」

私は軽く頭を下げる。

「じゃあ一緒に帰ろう」

神島仁の満面の笑みに、私達の帰る場所は同じになったんだと思い出した。