iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

悔しい……苦しい……

これも全部あの人の、母親のせい……。

あの時、全てを諦めたのに、母親はいつまで私を苦しめれば気が済むわけ――……


「莉緒!」

突然、掴まれた手と飛んできた声。

それに驚き振り返ると神島仁。
どうやら車を降りてまで追っ掛けてきたようだ。

「何で……」

「莉緒が高卒なのは出会う前から知ってたし、でもだからって俺の態度は変わらないから」

「え」

私は神島仁の言葉に目を見開いて驚く。

そして驚いたままの私を神島仁は私を優しく抱き締めた。
神島仁の香りが優しく私を包み込む。