iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「とりあえず今から『神島さん』禁止だから」

「え?」

暫く車を走らせた神島仁が私に言った。
それまで何処に行くの?と訊いても内緒しか言わなかった神島仁が違う言葉を喋ったから、私は不思議に思って訊ねる。

「どうして?」

「多分亨が俺達のことを麻耶に喋って、麻耶が今度は父親に喋って、そこから俺の祖父さんの耳に入ったんだと思う。祖父さんが莉緒に会わせろって煩いから連れて行く」


え。


神島仁の御祖父さん……それって、会社の会長じゃない!?


「何で教えてくれなかったの!?降りる!」

事実を知らされた私は一気に憔悴。

私、ジーンズなんですけど!