iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「ど、どうしたんですか―――んっ!?」

驚いた私が言い切る前に勝手に唇にキスをしてきて、すぐに唇を離す。

「いってらっしゃいのキスが欲しい」

「今、自分からしたじゃないですか!それに待つんじゃ無かったんですか!?」

「キス以上は待つ。莉緒からのいってらっしゃいのキスが欲しい」

神島仁はまたそう言って微笑むが、気味が悪いくらいの笑顔だ。

これは私からキスするまで行く気無いし、それ以前に私には拒否権が無い。

私は仕方なく心を決める。

「……じゃあ、目を瞑って下さい」

「はい」

即座に目を閉じた神島仁。

だが背が高いから唇に届かない。