iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「何ですか?」

その挙動が気になり私は神島仁に訊ねた。

「ちょっとは落ち込めよ」

一々、面倒な男。

「残念ですね」

「……とりあえずこっち来て」

神島仁は不服そうな顔をしていたが、私は華麗に受け流す。
ダイニングへとついて行くと、テーブルにパンとサラダとスクランブルエッグにウインナーが乗っているプレートが。

「これ、もしかして毎朝デリバリーしてる朝食ですか?」

「そ。半分コしようか」

「神島さん、食べて下さい。お仕事行くんでしょ?体力付けとかないと」

「莉緒と一緒に食べたいの」

この人、言い出したら他人の言葉を絶対に聞かないからな……

「……わかりました」

私は仕方なく頷いて、神島仁と分け合って朝食を食べた。