iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「他を当たって下さい」

私は素っ気なく返すと再び口にパスタを運ぶ。


「つれないな。そんなこと言わずに」

男は私の向かい側の椅子を勝手に引いて、勝手に腰を下ろした。

私は男のその行動に唖然。


「何なんですか、貴方。私断りましたけど、話聞いてました?それとも、耳遠いんですか?そんなところに座るより、今すぐ耳鼻科に行った方が良いんじゃないですか?それか脳に異常でもあるんじゃないんですかね?」

私は目の前の失礼極まりない男に細い目で捲し立てる。


「あはははは!女性にそんな態度取られたの初めてだよ!」

これでもかってくらい嫌味を言ってやったのに、男は何故か大笑い。


女性に拒否されたのが初めてってどんな男なわけ。
その言葉に目の前の男が気になり、私は男を観察。