iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

初めて入った神島仁の個室。
私は部屋を目を動かして観察する。

高そうなソファーと机が並んでいる。
奥に座っている神島仁、手前の机は秘書の荻野さんのだろうか。

でも荻野さんの姿は見えない。


「俺と正式に付き合う気になった?」

「なわけないです!」

「昨日のキスじゃ足りないか」


神島仁のその言葉に昨日のキスを思い出し、私の体は急激に体温を上げ始める。
きっと耳まで真っ赤だ。


「本当に可愛いな、莉緒は」

そう言いながら椅子に座っていた神島仁は立ち上がる。
それを確認した私は思い切り身構えながら叫ぶ。