iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「仁には鈴宮を渡したくない」


そう言うと私に伸びてきた坂本君の手。


私はフリーズしたまま動けない。


どうしよう……


どうすればーーーー




「亨、俺の莉緒に何勝手に迫ってんの?」


突然後ろから聞こえてきた声に私は勢いよく振り返る。


「神島、さん」


神島仁は昨日と同じく奥の部屋で残業をしていたらしい。
扉から出て腕を組んでこちらを見ていた。