iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「あとさ、前田から聞いたんだけど……俺を好きだったって、本当……?」


辿々しくでた言葉に、ドクン!と心臓が大きく鳴った。

私は更に固まってしまう。

言葉を発することも身動ぎも出来ずに。

坂本君は私を見つめたまま。


「……過去じゃない」

すると坂本君が弱々しい声で呟いた。


「え?」

過去じゃない?何が?



「ずっと…俺には過去じゃない」


え……?


私を見ている瞳が、似てる。

あの高校の卒業式前日と同じような熱の宿ったような瞳。