iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「莉緒に感謝されるのって良いな」

「私、奢られ慣れてないのでもうしないで下さい」

てか、貴方とは仕事以外では二度と一緒に食事しないから。

「でも俺、女性にお金払わせるなんて教育受けてないからなぁ」

御坊っちゃまは凄いですね。

「お。感心、感心。仕事もうやってるのか」

神島仁は私の机の上の資料に目を向けた。

「早く着きすぎてしまったので」

「見やすいように色で分けたのか、解りやすいな。でも最初から肩張ってると体壊すぞ?無理はするなよ」

資料に目を通しながらそう言って私の肩を軽く叩くと、急いでいるのか足早に彼はオフィスを出ていった。

仕事を褒められた事にちょっとだけ嬉しくなった。