私に仕事を押し付けて来た先輩たちは、あのことがきっかけで今までのいじめが次から次へとあばかれ会社を辞めざるをえなくなり去っていった。

それから、平和な日常を過ごしていて、相変わらず成瀬部長に怒られながら仕事を頑張る毎日を私は過ごしている。

そんなある日、私は、仕事終わりに成瀬部長に人気のない会議室に呼び出された。

コンコンとノックすると部長がいてこっちへこいと手招きをする。


「部長、話ってなんですか?」
と私がきりだすと部長少し言いづらそうに

「俺と、弟の大切なパーティに恋人ふりをして行って欲しいんだが?

日は明日なんだけど…」

と呟いた。