「あの子のこと本当に好きなのね。 はぁあ、私は馬鹿なことしたわ。」 「花音さんならいい人現れますよ。 俺が保証します。」 というと花音さんはふふっと目を潤ませながら笑った。 「あの子にも謝っておいて。 意地悪して悪かったって。 恭介、ちゃんと気持ち伝えるんだよ。」 「わかってます。 花音さんと話せてよかったです。」 「私もよ。」 と言って俺は伝票を持ってカフェを後にした。 菜花に本当の気持ちを伝えるために…