海岸通り 〜文治と由以香

お互いの存在無視して、接点持たないのが一番


由以香にはそれがベスト↑

いじめられる心配しないでいいってことは、

気持ちが穏やかになれるもん…









由以香のささやかな願い、無頓着な文治には通じない…

一方通行…





休み時間のたんび

由以香の教室で棲息したがる文治



目つきの悪い鰐には、沼地がお似合いなんだけど↓





「由以香っ! 国語辞典貸してっ♪」



無視無視、聞こえないふり…




「俺、汚さんよ? 落書きせん! 破かん、捨てん、隠さんっ!

ちょっ、由以香、頼むぅ〜↑」



合掌…
な〜無阿弥陀物〜




「由以香? 貸してやって?」


勇まで合掌…





しかたない…


ここで断ったら、後でなにやられるかわかったもんじゃない…






次の休み時間…

借りた辞典返す為、また来る文治




「ありがとう〜♪ はい、無事返却っ!♪」




「昔、由以香の教科書、焼却炉に投げ入れたの

あれ、時効にしてな?♪」






“ なに虫のいいこと言ってるん? ”