海岸通り 〜文治と由以香

「それっ、由以香、相当ニブイ↓

フツー解るもんやろ?

俺があんだけしつこく付きまとったら、こいつ自分に気ぃあるかもって、考えるだろ?

けど由以香は、そういう発想にはならんみたい↓」






「それは文治が悪いんだろ?

由以香にすれば、あんだけいじめられてて、実は好かれてたとは

なかなか考えきらんよなぁ↓」





「文治は極端から極端に走ったもんなぁ、真逆やもん」





「反省、懺悔↓ 俺、あん頃のこと記憶喪失なりたい」



悔やんでも悔やみきれない過去、 汚点


由以香の親が一度も、文治の家に殴り込みに来なかったのが

不思議と言えば不思議…






「それより、勇? おまえも告れ、真知子に告れ

真知子も絶対おまえに気ぃある↑」





「だよな↑ 一学期、俺達が停部なった時、真知子、勇んこと心配してたもんなぁ↑」



拓も文治と同意見





「ん〜 真知子は頭良すぎて、俺みたくバカな男、好きなるだろか↓」





「解らんよぉ〜 真知子の好きなタイプは勇かも知れんやん?↑」





「だろか〜?」