海岸通り 〜文治と由以香

礼子とは別にフツーなだけだろ?」



「よく遊びに行ってたんじゃない?」



「女バスと野球部で行ったことあるけど、そんだけ」



「UFOキャッチャーは? 礼子とお揃いでぬいぐるみ取ったんじゃない?」



「お揃いでぬいぐるみ?
いぃやぁ〜? ないよぉ〜?」



「見たよ? お揃いで取ったって聞いたよ?」



「おいおい、ちょっと待て、俺達がUFOキャッチャーしてたら礼子達が来て

くれって言うからあげたことはあるけど

俺がお揃いで取ってやったとか、それはないよ?」



「 ほんと? 」



「ほんとほんと、なに? 由以香それ気にしてたん?」



「 ば〜か 」



「こら、素直にヤキモチ認めろ」



「 ふんだ 」



由以香の躰抱き寄せる、腕に包む



わっ、ちっちぇ〜
こんなすっぽり包めるもんなん?


やわらけぇ〜♪


いい感触… いい匂い…



「ヤキモチなんか妬かんでいいよ、俺、一生由以香に恋して生きてくからね

由以香も覚悟しぃ?
死ぬまで俺から逃れられんからな?