曖昧な私に珈琲を。

「えー?沙羅?」

私が笑って返事をすると沙羅は「行くわよ」と言って肩を抱いた。

「うん。分かったー。悠里、また遊ぼうね!」

「あ…うん!連絡する!」

「うん。ばいばい!」

沙羅は悠里が見えなくなったところで肩から手を放し、私の顔を覗き込んだ。

「あんた、ひどい顔してるわよ」

「えー…そうかな?」

「・・・」

自覚はあった。

悠里たちから後ろを向いた瞬間、感情が爆発して叫びだしそうだった。

「私ってホントいやなやつ…」

それを我慢すると辛くて、辛くて、私は思わず走り出した。

「由真!」