「……んぅ、んぁ?え?」


ピヨピヨとスズメの可愛い音が聴こえてくる


空が白い。朝や。




携帯を見てみると7時50分だ。


ここから学校までは10分で走れば7分くらい。


始業式から遅刻なんてどんだけ僕は親に
助けてもらってたかがわかる。



急ぐ努力はしようと、制服をダンボールから
出す。


なかなか見つからなくて漁りまくったら

最後の1箱にあった。


アンラッキーかよ。




そんなことはどうでもいい


とりあえず顔を水で洗って、
歯が折れるくらい高速に歯を磨いたら
急いで家を出る。




ここまで5分。


男に生まれてよかったと思った。





運動は出来るほうなんで


7時58分、僕は校門を通り抜けた。