高校生には見えない格好で夜の街をうろつく。


そんな私はすれ違う人にどう見られてるのだろう。


そんな事、どーでもいいけど。


カランコロン
『いらっしゃい、リョウちゃん』


今日も来たこの場所に。

唯一私が少し落ち着ける場所に。


『こんにちは、いつもので』

私がそう言うとマスターはジュースを出す。

ここのマスターはいらない事は喋らない。

だから落ち着くの。