そう考えてたら… 放課後… 「あっ。陽くん!」 「うっす。」 「話って?」 気になる… 「あのさ… 俺さ… 沙央が好きだ。」 嘘… 本当は私が言うはずだった言葉。 「それ…私が先に言おうと思ったのに。」 「で…どうなんですか?」 「私も…好きです。」 嬉しくて目に涙が溜った。 お互いがこんな風になるとは思わなかった。 陽くんも笑顔になっていた。