奏〜君に届けたくて〜







暑いな。この廊下も。

校長先生とティーパーティー(仮)を終えた私は、旧校舎へ向かっている。

ちょっとくらいピアノに触れてから帰ろうと思った。






家では、弾けないし。






「ならって何よ!コトハ・イイヅカにも、琴葉にも、何にも悪いところなんてないのに!」

「そうよ、奏士。それは少し焦りすぎじゃないの?」

「……なら。俺がほっといてよかったのかよー」

「俺はこの件にはあまり口を出すべきではないと思うが」







…………え?