「俺の吹奏楽部の仲間とバンド仲間ー」


なるほどなるほど……じゃねえよ!!

何、何、何よ


ここは私のテリトリーにしたはずでしょう?

なんなの、なんなの。


わけが分からない。


「ここ、好きに使っていいからー」


何をほざくこの金髪男。

ほら。後ろのお仲間さん達戸惑ってるじゃない。

「飯塚さん…?本当に、ここ使って大丈夫なの?」

女子生徒の一人、クラスメートの浜野 千羽が遠慮がちに尋ねてくる。

大丈夫なもんか。

そう言い返す気力も勇気もなくて、

私はうなだれた。