「、待って!!!」


昇降口を出て少し行ったところ。



校庭でやっとそーくんに追いつけた。




「……」

そーくんはゆっくり振り返ってくれる。



そのいたいけな表情に、こっちが泣きたくなってくる。


でも。伝えるんだ。






全部、全部。





砕け散ってもいい。



後悔だけは、しないように。