スパアーーーーーーーーーーーーン!!!!



「琴葉ちゃん!大丈夫?!千羽から具合悪いって聞いて急いで飛んできちゃったんだけど!!」



ガクガクガクガク。


私の首が揺れる。

りんねさんが私の肩を掴んでゆっさゆっさ前後に動かすからだ。


「あぁ、こんなに弱って……大丈夫?!起きて、琴葉ちゃん!!」


首の痛みがさらに増す。

りんねさん、痛い。痛い。痛い。



「……ぅえ」


思わずえずいてしまった。



「気持ち悪いの?!ビニール袋!ほら、吐いて大丈夫だから!!」


「……りんねさん、あの。離してくれたからもう大丈夫です」