かくして数十分。りんねさんは発狂しつづけていた。
私のために起こってくれてるんだよね。ありがとう、だけど。
……りんねさんの声帯の丈夫さが計り知れないよ。ここまで叫び続けても尚あの綺麗なヴォイスは健在ですからね。
りんねさんが落ち着きを取り戻してから、簡単にことのあらすじを説明した。
『なるほど。奏士ぶっ殺す。大変だったでしょう、琴葉ちゃん。ごめんね!今日居られなくて。……とりま奏士ぶっ殺す。』
「お、落ち着いてよ。りんねさん……」
『琴葉ちゃん!これは落ち着ける問題じゃないってば!もちろん奏士は反省?した、らしいけど、これは私の正義感が許さないのよ!琴葉ちゃんが傷つけられたのよぉおお!!』
あぁあ、またりんねさんがのたうち回ってしまった。ドタバタ音が電話口から漏れてくる。
