奏〜君に届けたくて〜






「へえー。驚いた。飯塚 琴葉ちゃんって見る目あるねー。そのとおりだよ」

全く驚いてなさそうに言う…………

なんて言ったっけ。ああ、そう。橘 奏士。

「で?なんで地毛だと思ったわけー?普通、俺の周りのやつは染めてると思って軽い男ってレッテル貼るんだけどさー」

全くもってそのレッテルは間違っていないと思うのだが。

なんで、か。なんでってそんなの。





「…………キラキラしていたから、です。」

それしかない。今の私に言える言葉は。


染めた髪とは違う、光の当たり方。滑らかさ。そして


憎らしいほどにその色白の肌に似合っているから。