奏〜君に届けたくて〜








意味が分からなかった。



おかげで私は演奏を止めた。

何がよ。と目で訴える。


「だってさ。すげえ、伝わって来るんだ。お前の感情がさ。なんつうんだ、お前は怒ってるんだろ?すげえ分かった。でも、」


……金髪は目尻を下げて、私をまっすぐに見つめて


「お前、本っ当にピアノが好きなんだな」







そう言って、 笑った。