奏〜君に届けたくて〜

『……琴葉。君に、『いや、私は認めない!!』



認めない。 認めない。




私は。プリンセス。






『私、はっ。』










…………そんなはず、ない。のに。









『ねぇ、先生。もう一度チャンスをちょうだい!!』





私は。








『絶対、成功させるんだから!!!』






この公演を、やり直すことにしてしまった。












フレデリック無しで、だ。