奏〜君に届けたくて〜

『まだ部屋から出てこれないんだと』



先生、怒ってる。




無理ないよ。だってさ、私、













『彼の未来を、潰して、しまったの……?』







言葉に出しても。それはただただ残酷な真実で。




先生が何も言わなくても、全ては分かっていた。











私は。