『やっぱりコトハは凄いな!あのフィルハーモニーを自分のピアノだけで引き連れてしまうなんて!』

そう、評価してもらえただけで

『でしょー?私が主役だもの!当然よ!』

『またまたぁ。……ところで、フレデリックは、その。大丈夫なのかい?』

『え?知らないわ。指揮者のことは……』

そう言った時の、あの人の顔が



今でも少し、怖い。