奏〜君に届けたくて〜

スっと。鍵盤に手を置く。


不り……ヤのつく自由業様はお顔をしかめられたようだけど。




関係ない。







ヒュッと息を吸い込んだ。






ダダダダーーーーーン

ダダダダーーーーーン




指先に重みを持って。

じっとり、ねっとりと。

恨みを持つ音で

ベートーヴェンの交響曲第五番を弾いてやった。