「こんちは~」


「こんにちは~」


「じゃあ今日はポールの間を走ってみようか!」



ポールの間って言うのは、一定の距離で置かれたポールの間を交差していくことなんだけど…



「え…!?嫌、無理です」


「嫌は無し。はい、じゃまずポールまで行ってね♪」


先生は否応なしに授業を進めた。



当たり前なんだけどね(笑)




私は言われた通りにポールまで進んだ。


そしてポールの間を進み始める。



―カタンッ、ガガーッ


ポールにぶつかってそのまま前方で押してる音が鳴る。


「(笑)はい…気にしないで次!」


先生は笑うのを我慢してるのが分かった。


私は次の交差に入った。


今度は早めにハンドルを切って注意しながら進んだ。


そしたら車が大回り出来ずに交差しようとしたから、真っ直ぐ進んでしまった。




「「………………。」」




気まずい空気が車内に流れる。