あっ先生に手紙渡さなきゃ…



それにお土産も…



でも

何から行動したらいいんだろう…?





解散の後、私は受付のロビーに戻った。


卒業って呆気ない…



高校とかの卒業みたいに涙とか思いが込み上げるものはなく


「合格」「おめでとう」「さようなら」の3つ

ただ呆気ない…。



「弥生!」


名前を呼ばれて振り向くと、玄関からえりが向かって来てた。


「よかった…まだいた~。で、運転はどうだったの?」


あっ合格したのを2人に報告するの忘れてた…



「うん‥合格したよ」



「そうなんだ…」


えりが私の気持ちを察したみたいで周りとは違って上手く喜べずにいた。


「弥生‥頑張ったじゃん!」


「偶然だよ‥」