何も出来ないままその日の乗車は終わってしまった。 結局先生が来たかどうかも聞けず、勇気のない私は何も言えないままだった…。 帰ろうって思って駐輪場に行く途中、何気なく学校の2階を見た時だった… 2階の窓から誰かが見てた。 よく見るとそこに居たのは… 宮田先生だった。 頭を下げる事でもなく、手を振るでもなく… ただずっと先生の力強い目で見つめられてるだけだった。 私はその数秒の間にまた先生に恋をしていた……