「そろそろ、百合さんから卒業できるな♪」 「は?」 百合のこと。 金子 百合(カネコ ユリ) 当時18歳。 当時俺、14歳。 まだガキの俺に優しくしてくれた百合。 通っていた塾が同じで、意気投合し付き合うことになった。 大人っぽくて、ま、たまにガキみたいになるけど。 笑顔で居てくれて、いつでも俺を迎えてくれた。 「あんな女、百合とは比べものになんねぇって」