テストはその後保健室で世界史も、英語表現も、小論文もうけた。


だけど、本調子じゃなくあまり解けた感じはなかった。



「ありがとうございました、」



テストを受け終わり、私は一礼して保健室を出る。

向かう先はもちろん、職員室。



カバンを担任の先生から受けとり、松崎先生のいる職員室に向かった。



ーーコンコン。

「失礼します、松崎先生いらっしゃいますか?」

「あ、いきます〜」


私だと気がつくと、いつも通り黒いバインダーを手にこちらに来る先生。

少しだけ、怖かった。



「体調は大丈夫ですか?」

「はい…。あの、ごめんなさい。」


フリぺで丸テーブルを囲むと、私は目の前にいる松崎先生に頭を下げた。