「い、今からするから大丈夫!シュウは帰ってていいよ」


えーっと、今から買いに行かなきゃいけないものもあるし。

あ、制服をクリーニングしてもらってるの取りに行かなきゃ。



「なんでだよ。手伝うに決まってんじゃん。その為に来たんだし」


……え?ただ、邪魔しに来たんだと思ってた。



「そしたら、案の定なんもしてなくて?まあ、結菜のことなら何でもお見通しだから」



わかったか?って言いながら、私の髪の毛をくしゃりと撫でて笑う。



嬉しくて恥ずかしくてくすぐったい。




「ありがとう、じゃあ早く行こう!」



早足で玄関を飛び出す。