あの日もいつもと変わりなかった

いつも通りの時間に起き

いつも通りのバスに乗り

いつも通り教室の後ろのドアから誰とも目を合わさず席に着く


ただ彼女だけがいつも通りではなくて…






「おっはよ〜」

元気に挨拶をしながら教室の前のドアから入ってくる

その姿にみんなが挨拶を交わし

朝の気怠げな雰囲気もガラリと変わり

より一層騒ぎ出す

ここまではいつも通りだったのに…


一通りみんなに挨拶を済ませた後いつもの自分の席では無く向かってきたのは

俺の席の前で


「佐上くん!! 好きです!!付き合ってください!!!」

なんて事を言ってきたんだ