紅い月☪︎(ゆっくり更新中)



龍「ただいまー」






…返事は返ってこないけど。




今は一人暮らし。

私の実家は金持ちだったんだけど、

病気の母さんと

赤い目を気味悪がられた私は、

10年前家から追い出された。




最初は母さんが働いてくれていたけど

病気が悪化したから

私は小学5年生の時から働いた。




普通のところは雇ってくれないから

繁華街の風俗店とかで働いた。







それから何年か経って、

中学1年に入る時


母さんは亡くなった。






悲しかった。

家から追い出されなければ、

病院に通えるお金があれば、

母さんは死ななかった。








最愛の人を、

私に唯一愛情をくれた人を、

私は失った。









当の父親は、

新しい女の人と結婚して、

私の帰る場所は完全になくなった。







中学を卒業する時。


実の兄らしい飛雄という人が

お金を稼げるようになったからと

私に家と、学校に通うためのバイクを

与えてくれた。







家のことを酷く憎んでいた私には、


理解できなかった。



行く場所がないから住んでいる。

そんな感じ。








でも、何もない私に物を与えてくれた

兄には感謝している。






兄にもらった家は、

1人じゃ広すぎる

高級マンションの最上階。

母さんを失った私への

情けだろうか。





まぁ、今はそんなこと考えず

生活しているけど。

広すぎて使っていない部屋が

沢山ある。








龍「……バイトまで寝ようか。」




今はBARで働いている。

時給もいいし、
店長もいい人だ。









今日は…色々あった。






天月 蓮か…。





私の意識は闇の中へ
吸い込まれていった。