紅い月☪︎(ゆっくり更新中)







目の前には存在感のある倉庫。





はぁ……
また族の倉庫に入ることになるとは




龍「朔さん、用ってなんなんですか。」



朔「それがね、わからないんだよ。」








はぁ…





どうしてもため息が出る。




私はもう族とは関わらない。


そう決めて過ごしてきた。


なのになんで関わろうとしてくるんだ。






龍「私何も面白いとこないのに。
私じゃなくてよくないか。」





朔「でも、僕たちみんな
龍華ちゃんのこと
気に入っちゃったんだよね。
あ、この部屋だよ。」








まぁ、そんな気もすぐになくなるよ。



人に好かれない私なんだし。





朔「入るよー」ガチャ…







柊「いらっしゃい〜!
待ってたよ〜!龍華!」






龍「お邪魔します。」







モノクロでまとめられた

綺麗な部屋。

ここは総長室らしい。


今日は佳斗さん茜さんもいる。




龍「用はなんですか?」





蓮「それは…
桜月の姫になってくれないか。」





龍「嫌です。」





光「はっきり言っちゃったね〜」





龍「私姫っていうような面でもないし
族には関わる気ないから。」





蓮「そういうだろうと思ったから、
龍華には仮の姫をやってもらう。
…拒否権なしな。」







拒否権なしってなんだよ!

俺様ってか?あ?











"あいつは1人で色々抱えてるんだ。
龍華ちゃん、君と同じなんだ。"




ふと蒼さんの言葉を思い出した。





いや、約束しちゃったけど。






龍「あーーー!うー…んー」





茜「すげー悩んでんな。」

佳「…だな。」












龍「…1週間なら。」



蓮「だめだ、1ヶ月。」



龍「はぁ?」











朔「蓮、1つ聞いていいか?
なんでそんなに龍華ちゃんを
姫にしたいの?
僕らも大歓迎だけど。」





あ、蓮が考え出した。

って、考えてなかったの?

理由ないのに入れたいの?





蓮「…こいつが寂しそうだから…?
…気に入ったから…?」




柊「なんでそこ疑問形なんだよ…」




意味わからない。





龍「はいはい。
じゃあ、1ヶ月だけですよ。」






蓮「おう。」



柊「よっしゃー!
じゃあ、今日はこいつの
歓迎会だな!」




光「じゃあ俺下っ端集めてくる!」







龍「歓迎会って…
1ヶ月しかいないのに…」



蓮「好きにやらせてやれ。
よっぽどお前のことが
気に入ったらしいからな。」








いきなり姫にされて(仮だけど)





どうすればいいんだー……。