龍は体育館の中に大きな頭を入れると壇上の赤ちゃんのところまで侵入してきました。

龍の生暖かい鼻息がカピパラ首相に当たります。
「ごめんなさい! ごめんなさい! 
もうしません! もうしません!」
とカピパラ首相は必死に叫んでます。

そんなことには気にもとめずに龍は赤ちゃん龍をそっと口にくわえると、そのままゆっくり空に消えて行きました。


龍が去った後、
「こんな怖い思いをするんなら、私は南米に帰ります」
と言ってカピパラ首相とカピパラ夫人は出て行きました。