小さなヤシロで一晩過ごしたアリスは、
古いスモモの木から赤く熟した実を三つ食べ、
三つポケットに入れ、小さな鳥居を抜けて川に行きました。

川に行くとコイさんを探しました。
「コイさん、私を河口まで乗せて行ってくれませんか?」
川を下る途中で、カラスさんに会ったりして、みんなに声をかけながら行きました。

河口付近まで来ると、海の方から強烈なサビの臭いがしてコイさんは驚きました。

関西エンペツの工場に着くと、アリスは大食らい猫さんを見つけるとスモモを三つ渡しサル社長さんはどこにいるかを尋ねました。

サル社長さんとカピパラ首相は中央小学校で朝食パーティーをしているようです。
「みんな乗ったかい〜?」
大食らい猫はバスの運転席からそう言いました。
バスにはアリスのほか、いつの間にか、どういうわけか乗り切れないほどいろんな動物たちでぎゅうぎゅうづめになっています。