「何言ってんの、ここはあたいの道だわ!」
負けずに白い犬も言い返します。
「よ~くこの電柱の匂いをかげよ。ワイの匂いが付いてるやろ!」
「残念でした、あたいは去年からずーっとここにオシッコ付けてるんです~~。
私の道になってるんでしたぁ」
「何アホなこと言ってんねん、ワイは十年も前からオシッコかけてるわ。
ワイのじゃ」
「あたいは百年前からよアホ!」
「ワイは十億年前からなんじゃボケ!」
「だいたいお前は混血やんけ。ワイは血統書付き柴犬なんじゃ」
「あら遺伝子上は多様性が必要だってご主人様が言ってましたよ〜。
遺伝子が単純だと頭も単純なのね~」
「伝統をなめんじゃねぇ!」
だんだん声も大きくなって、言ってる事もわからなくなってきました。
「これって水掛け論っていうよりオシッコ掛け論だわね」
アリスはおもしろいことを思いついたんですが口にするのは必死に我慢して、
ロンちゃんを引っ張ってそこを通り過ぎました。
負けずに白い犬も言い返します。
「よ~くこの電柱の匂いをかげよ。ワイの匂いが付いてるやろ!」
「残念でした、あたいは去年からずーっとここにオシッコ付けてるんです~~。
私の道になってるんでしたぁ」
「何アホなこと言ってんねん、ワイは十年も前からオシッコかけてるわ。
ワイのじゃ」
「あたいは百年前からよアホ!」
「ワイは十億年前からなんじゃボケ!」
「だいたいお前は混血やんけ。ワイは血統書付き柴犬なんじゃ」
「あら遺伝子上は多様性が必要だってご主人様が言ってましたよ〜。
遺伝子が単純だと頭も単純なのね~」
「伝統をなめんじゃねぇ!」
だんだん声も大きくなって、言ってる事もわからなくなってきました。
「これって水掛け論っていうよりオシッコ掛け論だわね」
アリスはおもしろいことを思いついたんですが口にするのは必死に我慢して、
ロンちゃんを引っ張ってそこを通り過ぎました。
