「元気があっていいねぇ」
見るととても小さなネズミのおばあさんが微笑んで立っていました。
ネズミのおばあさんを見て思い出しました。
「おばあさん、ヌートリアはどこにいるか知ってますか?」
だってヌートリアはネズミ目(同じネズミの仲間ってこと)なんですもん。
自慢したいのを抑えながら聞きました。
「さてねぇ。最近来たらしいのは聞いてるけど、私が若いころにはどこにもいなかったけどねぇ」
「そっか最近なんだね」
たしかにヌートリアは最近の外来生物だって学校で教わったのをアリスは思い出しました。
「でも、物知りのムカデのじいさんなら知ってるかもしれないよ」
「む・か・で・の?」
「山手の神社にいるから行って聞いてごらん」
「あ、はい」
どうしよう。いやだな、と思いましたが、成り行き上仕方ありません。
「さっさと失せなガキ!」
とタヌキおばさんの声に押されるように
「ふん、こっちからバイバイだわ! ありがとうおばあちゃん」
と言ってアリスはかけだしました。
ムカデのおじいさん?
いるわけないし。と思いましたが、……いるんだろうな、とも思いました。
見るととても小さなネズミのおばあさんが微笑んで立っていました。
ネズミのおばあさんを見て思い出しました。
「おばあさん、ヌートリアはどこにいるか知ってますか?」
だってヌートリアはネズミ目(同じネズミの仲間ってこと)なんですもん。
自慢したいのを抑えながら聞きました。
「さてねぇ。最近来たらしいのは聞いてるけど、私が若いころにはどこにもいなかったけどねぇ」
「そっか最近なんだね」
たしかにヌートリアは最近の外来生物だって学校で教わったのをアリスは思い出しました。
「でも、物知りのムカデのじいさんなら知ってるかもしれないよ」
「む・か・で・の?」
「山手の神社にいるから行って聞いてごらん」
「あ、はい」
どうしよう。いやだな、と思いましたが、成り行き上仕方ありません。
「さっさと失せなガキ!」
とタヌキおばさんの声に押されるように
「ふん、こっちからバイバイだわ! ありがとうおばあちゃん」
と言ってアリスはかけだしました。
ムカデのおじいさん?
いるわけないし。と思いましたが、……いるんだろうな、とも思いました。
