ベットの上にあるカバンを持って玄関に向かう





外に出て鍵を閉め、




「行ってきます」





そう、誰もいない家に向かって言う。




いつものこと







隣の家は、5年前から誰もいない。







そう、もう、ゆきくんは居ないんだ。